オーストラリアよりIKKYUの書き綴り

オーストラリア在住、一日本人として、一父親として、一夫として、一男として、日頃忘れがちな、大切な想いを共有する場になればと思います。 ここオーストラリアで携わってきた治療・健康・教育分野での体験・経験を活かして、周りの方々に役に立つ情報を発信できればと思います!

手習い 3: 勉強?? 教育?? 義務?? 

さーて、シドニーよりIKKYUのシゲです。昨日の風邪っぽい症状もスッキリさよならです!

 

今日はこっちで純粋に感じた、”教育”に対する考え方に触れたいな、と思います。 僕は現在、治療家として活動しながら、こちらの現地専門学校でマーケターとしても活動しているんですが、このタイトル通り”教育”という事に関してよく考えるようになったんです。 これは自分自身が体験・経験して来た事と、実際の海外留学生のカウンセリングを通してより深く考えさせられるようになりました。

 

勉強をなんでするのかわからない人って絶対いると思うんですよねぇ。 学校って必ずしも通わないとダメなのかな、って疑問に思う人って少なからずいるんじゃないでしょうか〜。 僕もすごーく長い間そんな疑問を持っていました。 ”勉強ってなんでするんだろうなぁ。 皆してるからした方がいいんだろうしなぁ。大学とか入れなくなるしなぁ。 就職なんかもきつくなるっていうしなぁ。”  僕自身は中学、高校と一生懸命に部活やってたんですけど、高校は一応進学学校だったんですよね。 で、クラスの周りの皆が受験勉強を物凄い勢いでしてたもんだから、焦って僕もやらねばーって感じでやってたんですよね(正直、何が勉強したいとか、何になりたいとか全くなかったです・・・・^^;)。 もともと成績も体育と音楽以外はよくなかった僕は、そんなこんなで普通受験はうまくいかなかったんですよね。 何を血迷ったか、浪人までして日本で大学入ろうとしましたが結局入れず! (この間に色々とブラブラとしてしまったなぁ。 やっちゃったなぁ〜。 知る人ぞ知るというか。。笑) でも今となれば、そんなまわり道のおかげでニュージーに留学して、オーストラリアに来て、こちらでかけがえのない経験や体験ができ、国を超えた本当にたくさんの尊敬できる方々と出会えるきっかけになったから僕にとっては結果オーライ! いやオーライどころじゃないか。 本当に来て良かったなぁと感じます。

で、ここで振り返ってみて感じたことっていうのがやっぱ勉強ってただ闇雲に何も考えずにやるものじゃないんだろうなぁ、って。 やらされた気持ちや義務感じゃー成長なんて難しいんでしょうね〜。 その物事に対する興味やそれを”好き”っていう思いがあるから、それをもっともっと知りたくて、もっともっと追求したいっていう熱い気持ちになって、初めて勉強の必要性がでるんじゃないのかなぁ、て感じたりするんですよね。

って思ったらやっぱ勉強することが先なんじゃないのかなぁ。 自分の興味や”好き””気になるぅ”を探ったり、もっと沢山の人や物事に出会い/体験して色々な角度の景色や考え方をみせてあげる事の方が大事なのかなぁ、なんて。 でもこれは決してお金を使ったから、お金をかけたから見えたり、見せられたりするってもんじゃないとも、思うんです。 考え方、考えてみるって事が大切やと思うんです。

 

ここオーストラリアでもただ英語力を伸ばそうと思って、日本でするような机上の勉強だけをする学生の方もいると思うんですよね。 でもそれじゃー僕の受験の時と一緒になっちゃうと思うんですよねー。 その勉強して何するのかなぁっていうのが一番大切な部分じゃないのかな、って感じるんですよね。 英語を通じて、”外国人の彼女を作ったるでぃ!”、”外資系企業に勤めよう”、”国を超えてもっともっと沢山の人と交流したい!”、”なんか気になる文献があったんだけど英語で書いてあったからもっともっと英語を知って本当の意味で理解を深めたい!”とかまぁ理由はそれぞれ違っていいと思うんですが、その理由の部分をもっと探らせてあげるサポートをするのが教育であってほしいかなぁ、なんてそう感じるわけです。 悲しいながらも、今の教育の現場は、<教育・ビジネス>のバランスがあまりにも顕著に崩れている、と感じます。 正直、このバランスの取り方は非常に難しいと思うんですが・・・・。

 

でも、やっぱり大切なのは、押し付け的教育ではなく、詰め込み的教育ではなく、”個々に探らせ、考えさせる教育”、っていうのがもっとも根本的に必要なのかな〜なんて思うわけです。 そしたら自分自身はそれを治療家として、教育に従事する人間として、また、一両親としてどう形にしていけるか、どう伝えていけるか〜、っていうところが一番大切ですよね! これも考え、形にしていく年にしていけたらなぁ、と思い、ぼ〜っと、書き綴って過ぎた夕暮れ時でした。